レッドデータ・野生植物(3)
京都府レッドデータブックに記載されている植物の中で、口丹波地方とその周辺で私が実際に確認したもののみを掲載しています。このページでは樹木・シダ植物・コケ類を掲載しています。種子植物の「絶滅寸前種」と「絶滅危惧種」はレッドデータ・植物(1)に、「準絶滅危惧種」と「要注目種」はレッドデータ・植物(2)に置いています。 (各ノミネートは「京都府レッドデータブック2015」に準じています) |
京都府絶滅危惧種 | |||
アカモノ | ナニワズ | ||
京都府カテゴリー:絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
京都府カテゴリー:絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:絶滅危惧C 環境省カテゴリー:未記載 |
||
京都府準絶滅危惧種 | |||
ヤマカシュウ | マツブサ | マツグミ | ヒカゲツツジ |
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
カラスシキミ | ヤマイバラ | キガンピ(キコガンピ) | サラサドウダン |
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:準絶滅危惧種 環境省カテゴリー:未記載 |
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
サイカチ | ヤマフジ | ||
NO IMAGE | |||
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:準絶滅危惧種 環境省カテゴリー:未記載 |
京都府カテゴリー:準絶滅危惧種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
||
京都府要注目種 | |||
フユザンショウ | ナニワイバラ | ||
京都府カテゴリー:要注目種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
京都府カテゴリー:要注目種 近畿 カテゴリー:未記載 環境省カテゴリー:未記載 |
名称:カビゴケ 京都府カテゴリー: 絶滅寸前種 環境省カテゴリー: 準絶滅危惧(NT) クサリゴケ科カビゴケ属 熱帯地方には広く分布する葉上苔類の1種。国内では福島県以西の本州、四国、九州に分布し、山地の渓流沿いなど湿り気があり空中湿度の高い場所で、地表に近い常緑広葉樹やシダ類などの生葉上に生えるが、時に樹幹や岩上を這うこともある。環境の変化には非常に弱く、乾燥や大気汚染などの指標植物と考えられている。植物体には独特の臭気がある。茎は1cm未満で不規則に分枝する。 |
|||
2015年11月 南丹市 | 2015年12月 南丹市 | 2015年12月 南丹市 |
名称:ウキゴケ 京都府カテゴリー: 準滅危惧種 環境省カテゴリー: 未記載 ウキゴケ科ウキゴケ属 世界中に分布する苔類の1つ。溜池や水田などの陽当たりの良い浅い水中や泥土上に生育する。葉状体は長さ1~5㎝、幅5~10㎜ほどで、仮根や腹鱗片は無く、複数の植物体が複雑に絡み合って塊となる。葉状体は2叉分岐を繰り返し、先端は中央がへこんでいる。気室は2~3層。気孔は無い。胞子体をつけるのは稀。雌雄同株。リシアの名で市販され、水草水槽でよく利用される。 |
|||
ウキゴケの動画 | |||
2020年10月 南丹市 | 2020年10月 南丹市 | 2020年10月 南丹市 |
名称:フロウソウ 京都府カテゴリー: 準滅危惧種 環境省カテゴリー: 未記載 コウヤノマンネングサ科コウヤノマンネングサ属 コウヤノマンネングサに似るがやや小型。地下を這う一次茎の節から二次茎(地上茎)を出し、高さ3~6cmほど。二次茎の先は弓状に湾曲しない。二次茎は樹状に分枝して、枝の幅は基部から先端までほぼ同じ。枝葉は密につき、葉の上半分に鋸歯がある。ほぼ全国に分布し、山間部の湿った明るい土の上や岩上に生育する。 フロウソウの動画はコチラです。 |
|||
2012年11月 右京区京北 | 2012年11月 右京区京北 | 2012年11月 右京区京北 | 2012年11月 右京区京北 |
名称:コウヤノマンネングサ 京都府カテゴリー: 準滅危惧種 環境省カテゴリー: 未記載 コウヤノマンネングサ科コウヤノマンネングサ属 大型のコケ類で一次茎は浅い地下を這い、二次茎は樹状に直立して5~10cmほどになる。枝葉はやや狭い三角形~披針形で細く尖り、葉の縁の上半分には鋭鋸歯がある。口丹波地域では山地の沢に近い林下の日蔭で稀に見られ、殆どの場合生育地では群生している。 コウヤノマンネングサの動画はコチラです。 |
|||
2014年11月 (若狭) | 2014年11月 (若狭) | 2014年12月 南丹市 | 2014年12月 南丹市 |
名称:オオカサゴケ 京都府カテゴリー: 準滅危惧種 環境省カテゴリー: 未記載 ハリガネゴケ科カサゴケ属 大型の蘚類で、本州、四国、九州に分布し、口丹波地域では湿った林縁や林下で群生していることが多い。腐植土を好み、匍匐茎を長くのばして6~8cmの地上茎をまばらに出す。茎頂に緑色の、コケとしては大きな葉が集まってつき、傘を広げたような姿をしている。緑色の葉の下部には赤紫色で先が尖った鱗片状の小さな葉をつけている。雌雄異株で蒴をつける個体は少ない。常緑の美しい蘚類のため園芸目的で大量に採取される可能性がある。 オオカサゴケの動画はコチラです。 |
|||
2016年12月 南丹市 | 2016年2月 京丹波町 | 2015年11月 南丹市 | 2015年11月 南丹市 |
名称:オオミズゴケ 京都府カテゴリー: 要注目種 環境省カテゴリー: 準絶滅危惧(NT) ミズゴケ科ミズゴケ属 京都府で最も普通に見られるミズゴケだが、環境省が準絶滅危惧(NT)に指定しているので、全国的には数が減ってきているのだろう。口丹波では山地を流れる細流の畔や、山の水が地面や岩肌に浸み出しているところに多い。通常は地面に生えるが、中には他のコケ類と一緒に岩に生えていることもある。日当たりを好むコケだと思うが、日当たりの悪い谷間でも多く見られる。右京区京北のある所で、林道についた車の轍と樹木以外はオオミズゴケ一色の景色があったが、感動ものだった。そこでは林道のタイヤに踏まれない中央部分まで、オオミズゴケがビッシリと生えていた。 オオミズゴケの自生の様子を撮った動画はコチラです。 |
|||
2012年11月 京丹波町 | 2012年3月 南丹市 | 2012年3月 南丹市 | 2010年6月 右京区京北 |
名称:イチョウウキゴケ 京都府カテゴリー: 要注目種 環境省カテゴリー: 準絶滅危惧(NT) ウキゴケ科イチョウウキゴケ属(1属1種) 全国に分布。口丹波地域では自然度の高い水田などで見られる浮遊性コケ植物。葉のように見える葉状体はイチョウに似ている。葉状体は光沢のある緑色で、時に赤紫色を帯びることがある。長さは1~1.5cm、幅4~8mmで、2又状に分枝する。水面に浮くための気室は数層あり、腹部鱗片は密につく。水が張られた水田や溜池ではウキクサなどとともに浮遊し、水が落とされた水田では湿った土上で生育する。2002年版府のレッドデータブックでは絶滅危惧種になっていたが、その後生育地がいくつも見つかり、2015年版では要注目種となった。しかし全国的には数を減らしている。 |
|||
2015年7月 亀岡市 | 2015年7月 亀岡市 | 2015年7月 亀岡市 |
-このページのトップへ-
レッドデータ・植物(1)のページへ
レッドデータ・植物(2)のページへ
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)