キガンピ(キコガンピ)

 ジンチョウゲ科ガンピ属の落葉低木(学名:Diplomorpha trichotoma)

 近畿地方以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山間湿地周辺に生育しているが数は少ない。樹皮は紫褐色。和紙の原料として利用される。樹高は1~2mほどになる。小枝は腋上生(葉腋より上部から出る)で、葉は疑似対生することが多い。葉にはごく短い葉柄があり、葉身は卵状楕円形。葉の縁は全縁で両面無毛。本年枝の先に花序をつくり、黄白色の花を数個~十数個つける。花の萼筒は長さ約7mmで先端は4裂する。果実は核果。京都府では準絶滅危惧種にランクされている。


 花期は7-9月頃。


キガンピ キガンピ
山地の細流脇に生育するキガンピ  2017年8月 産地は非公開 湿地周辺や林縁に生える低木  2017年8月 産地は非公開
キガンピの花 キガンピの枝
花序  2017年8月 産地は非公開 葉にはごく短い柄があり 疑似対生している  2017年8月 産地は非公開
キガンピの葉 キガンピの葉
葉の表面  2017年8月 産地は非公開 葉の裏面 脈の部分が隆起している  2017年8月 産地は非公開
キガンピ(動画)
2018年8月  亀岡市・南丹市
 ユーチューブのアカウントをお持ちの方へ
再生中の動画の右下隅に出ている小さな「ネコ」の画像をクリックするとyatagarasuチャンネルのチャンネル登録ができます。チャンネル登録していただけると大変励みになります。
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)





inserted by FC2 system