カラスシキミ

 ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木(学名:Daphne miyabeana)

 北海道と鳥取県以北の本州日本海側に分布。山林内に生え、高さ1mほど。葉は互生し、長さ5~10cm、幅2cmほどの倒披針形で、縁は全縁。やや革質で光沢がある。春に総状花序をつくり、小さな白い花を数個つける。花弁に見えるのは萼片で、萼筒の先が4裂したもの。裂片は平開する。果実(液果)は7~8月に赤く熟す。雌雄異株。日本固有種。
 京都府では北山以北に自生するが、群生せず、点在している状況で数が少ない。京都府準絶滅危惧種。



 花期は5-6月頃。



カラスシキミ カラスシキミ
まとまって生育している場所は少ない  2016年8月  右京区京市 茎は普通直立し、下部では枝を分けない  2016年6月  南丹市
カラスシキミ カラスシキミ
熟した果実  2016年6月  南丹市 花後に枝を出す  2014年5月  南丹市
カラスシキミ カラスシキミ
葉には強い光沢がある  2014年5月  南丹市 花は白色  2013年6月  南丹市
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