サイカチ

 マメ科サイカチ属の落葉高木(学名:Gleditsia japonica)

 本州、四国、九州に分布。日本固有種。平野部や河岸などに生える。口丹波地域には亀岡市の保津川堤に樹齢400年以上と伝わる巨樹が2本あるが、これは明智光秀によって川の決壊を防ぐために植栽されたものと言われている。樹高10~20mほど。樹皮は老木になると縦に裂ける。幹や枝には鋭い刺が無数に重なり合い、刺の塊はウニのような格好をしている。葉は互生。1~2回偶数羽状複葉で、長さ20~30㎝ほど。小葉は6~12対つく。小葉には短柄があり、長さ2~5cmほどで縁は全縁。果実は豆果。長さは20~30㎝にもなる広線状で捻じれている。花は黄緑色。雌雄同株とされるが、亀岡市の古木は雄木と雌木に分かれている。京都府レッドデータ・ブック2015では準絶滅危惧種にランクされている。別名:カワラフジノキ
(花の画像はまだありません)

 花期は5-6月頃。


サイカチ サイカチの樹皮
サイカチの樹形(雄木)  2020年6月 亀岡市 樹皮は縦に割れる  2020年6月 亀岡市
サイカチの刺 サイカチの刺
若木の幹の刺  2020年6月 亀岡市 成木の刺  2020年6月 亀岡市
サイカチの葉 サイカチの葉
葉は互生  2020年6月 亀岡市 枝先の葉  2020年6月 亀岡市
サイカチの葉 サイカチの小葉
葉は1~2回偶数羽状複葉  2020年6月 亀岡市 小葉には短柄がある  2020年6月 亀岡市
サイカチの小葉 サイカチの小葉
小葉の表面  2020年6月 亀岡市 小葉の裏面  2020年6月 亀岡市
サイカチの果実 サイカチの果実
花後の若い果実(雌木)  2020年6月 亀岡市 前年の果実  2020年6月 亀岡市
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