ヒメミズワラビ

 イノモトソウ科ミズワラビ属の1年草または多年草

 本州中部以西から四国、九州に分布。口丹波では主に水田に生え、京都府RDBでは要注目種にランクされているが、当地では数が増えてきているように感じる。本来は多年生のシダ植物だが、本州では冬を越すことができないようだ。栄養葉は1~3回羽状複葉で、色は黄緑色で柔らかい。胞子葉は線形をしている。よく生長すると40cmほどにもなるようだが、口丹波のものは5~20cmほどの小型のものが殆どだと思える。レイアウト水槽内でもよく育ち、薄く繊細な栄養葉のみを展開する。沈水状態では栄養葉の辺縁に無性芽をつくって増殖する。環境が良ければ1年で枯れることはない。
 以前はミズワラビとされていたが、府内に産するものはすべてヒメミズワラビであるらしい。



ミズワラビ ミズワラビ
稲刈り後の水田で生育するミズワラビ  2013年10月  南丹市 胞子葉ばかり出していた  2013年10月  南丹市
ミズワラビ ミズワラビ
栄養葉  2011年9月  南丹市 2種類の葉を出すミズワラビ  2011年9月  南丹市
ヒメミズワラビ(動画)
2018年10月  南丹市
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