タチクラマゴケ

 イワヒバ科イワヒバ属の多年草

 常緑の多年草。本州、四国、九州に分布。地を這う匍匐茎と直立する側枝からなり、匍匐茎につく葉は腹葉と背葉の2種類ある。側枝の葉は1種類で、葉腋に胞子嚢(ソーラス)ができる。ソーラスには淡黄色の大胞子嚢と赤褐色の小胞子嚢があり、ふつう大胞子嚢は胞子嚢穂の下部につき、小胞子嚢は上部につく。側枝は冬に枯れ、匍匐茎のみ残って冬を越す。冬の葉は紅葉することが多い。日当たりの良い湿った場所に生え、背の高い競合植物の少ない場所でないと自生は難しい。2013年版レッドリストに初めて要注目種でランクインし、府下では数が減っている。




タチクラマゴケ タチクラマゴケ
群落  2014年7月  亀岡市 側枝が直立している  2014年6月  亀岡市
タチクラマゴケ タチクラマゴケ
ソーラス  2014年6月  亀岡市 2014年6月  亀岡市
タチクラマゴケ タチクラマゴケ
冬季は紅葉するものがある  2014年3月  亀岡市 2014年3月  亀岡市
 ※ 上の画像は光田重幸先生にタチクラマゴケと認定していただいています。
タチクラマゴケ(動画)
2022年5月~2023年1月 亀岡市
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