ハコネシダ
イノモトソウ科ホウライシダ属の多年草 常緑のシダ植物。本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山間部の岩壁に僅かに生育している。やや乾燥した岩上に着生し、根茎は短く斜上する。葉は密に出て、葉柄基部の鱗片は黒褐色の線形。葉は狭三角形~三角状卵形で3回羽状複葉。葉軸は細く、紫褐色~赤褐色で光沢がある。小羽片は黄緑色~緑色のハート形または扇形で、サイドの辺縁は全縁で、上部に不規則な鋸歯がある。全体無毛。ソーラス(胞子嚢群)は小羽片の裏側上部に1個つく。京都府絶滅危惧種。園芸店などで販売されているアジアンタムの仲間で観賞価値が高いため盗採されることが多く、ここでは産地を非公開としている。シダ植物なので花は咲かない。別名ハコネソウ。 下の画像のハコネシダは落石防止ネットの先に生育しており、近づくことができなかったため詳細画像は撮れなかった。 |
岩上に着生するハコネシダ 2016年11月 産地は非公開 | 葉はイチョウの葉を小さくした感じ 2016年11月 産地は非公開 |
金網越しで上手く撮れないが枯れた葉も多く残っていた 2016年11月 産地は非公開 | 小羽片にも柄がある 2016年11月 産地は非公開 |
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