ヤマフジ

 マメ科フジ属の落葉高木(学名:Wisteria brachybotrys)

 近畿地方以西の本州、四国、九州に分布。京都府は分布の東限にあたる。フジ(ノダフジ)同様ツル性の樹木で、陽当たりの良い林縁や林内で他の樹木などに巻きついて高くのびる。日本固有種。ツルの巻く方向はフジとは逆。葉は互生し奇数羽状複葉。小葉の数はフジよりも少なく、両面に毛が多く生える。花は淡紫色または白色で、府内の中丹地域のものは白花。丹後地域のものは淡紫色と言われる。口丹波地域では極めて稀。花1個の大きさはフジより大きく、花序はフジより短いのが特徴。京都府RDBでは準絶滅危惧種。


 花期は4月-5月頃。


ヤマフジ ヤマフジ
スギの植林地で咲くヤマフジ 2021年5月  右京区京北 花はフジより大きい 2021年5月  右京区京北
ヤマフジ ヤマフジ
2021年5月  右京区京北 花序は短い 2021年5月  右京区京北
ヤマフジ(動画)
ヤマフジは0分52秒~2分8秒まで     2021年5月 (右京区京北)
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