モトマチハナワラビ

 ハナヤスリ科ハナワラビ属の多年草

 常緑のシダ植物。本州、四国での自生が知られ、山地の林床などに生える。伊豆大島で最近発見されたばかりの新種で、まだ学名は決まっていない。京都府内では府立植物園内などに自生と思われるものがあるが稀なハナワラビ。オオハナワラビの仲間とされ、高さは5~40cmほど。栄養葉と胞子葉は地面近くで分かれる。栄養葉の表面は光沢のある緑色で、裂片の幅は狭く鋸歯は鋭頭。葉柄には毛が生えている。胞子葉は胞子を放出後もしばらくは直立したままで残る。京都府RDBでは新規に絶滅寸前種にランクされた。




モトマチハナワラビ モトマチハナワラビ
2015年6月  亀岡市 常緑で夏季でも栄養葉が見られる  2015年6月  亀岡市
モトマチハナワラビ モトマチハナワラビ
2015年4月  亀岡市 栄養葉の裏面  2015年1月  亀岡市
モトマチハナワラビ モトマチハナワラビ
栄養葉の表面 光沢がある  2015年1月  亀岡市 2015年1月  亀岡市
モトマチハナワラビ モトマチハナワラビ
胞子葉  2015年1月  亀岡市 胞子を放出した後も直立している胞子葉  2015年1月  亀岡市
モトマチハナワラビ モトマチハナワラビ
2014年3月  亀岡市 2011年2月  亀岡市
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