ナニワズ

 ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉小低木(学名:Daphne jezoensis)

 北海道と兵庫県以東の本州日本海側に分布。はっきりしない雌雄異株。背は50~100cmほど。オニシバリとよく似ているが、京都府の丹後地方のものはナニワズだと言われている。7月~8月頃に落葉する冬緑性の植物で、別名はオニシバリ同様ナツボウズ。葉は互生。倒披針形で長さ3~8㎝。無毛で縁は全縁。基部はくさび形で先端は鈍頭~円頭。花は初夏に咲き、色は鮮黄色。花序に数個~10個程度つく。果実は液果で夏に赤く熟す。京都府RDBでは絶滅危惧種にランクされていて、口丹波地域では見つかっていない。


 花期は3月-4月頃。


ナニワズ ナニワズの樹皮
林縁に生育するナニワズ  2022年3月  (丹後地方) 樹皮  2022年3月  (丹後地方)
ナニワズの花序
ナニワズの葉
葉は輪生状に互生する  2022年3月  (丹後地方) 葉は倒披針形 先は鈍頭~円頭  2022年3月  (丹後地方)
ナニワズの葉裏 ナニワズの葉表
葉の裏面 側脈は殆ど分岐しない  2022年3月  (丹後地方) 葉の表面 全体無毛  2022年3月  (丹後地方)
ナニワズの花 ナニワズの花
花序は頂生する  2022年3月  (丹後地方) 花の色は鮮黄色  2022年3月  (丹後地方)
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