タニヘゴ

 オシダ科オシダ属の多年草

 ほぼ全国い分布する夏緑性シダ。根茎は直立し葉を束生する。葉身は1回羽状複葉で、長さは100cmを超えるものも珍しくない。葉柄は短く、基部鱗片は淡褐色で膜質。羽片は葉身の下部に向かって次第に小さくなる。ソーラス(胞子嚢群)は葉身の上半分の羽片中肋寄りにつき、よく似たオオクジャクシダよりも大きく、苞膜は円腎形。口丹波地域では山麓の薄暗い谷間で生育しているが数は少ない。京都府RDBでは準絶滅危惧種にランクされている。


タニヘゴ タニヘゴ
湿潤な谷に生えるタニヘゴ  2018年5月  南丹市 夏緑性で地上部は冬に枯れる  2018年5月  南丹市
タニヘゴ タニヘゴ
葉は100cm以上になる  2018年5月  南丹市 葉柄基部の鱗片  2018年5月  南丹市
タニヘゴ タニヘゴ
中軸下部の鱗片  2018年5月  南丹市 ソーラスは下半分の羽片にはつかない  2018年5月  南丹市
タニヘゴ タニヘゴ
苞膜は円腎形  2018年5月  南丹市 ソーラスは中肋寄りにつく  2018年5月  南丹市
タニヘゴ(動画)
2018年6月  南丹市
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