ナメラダイモンジソウ

 ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草(学名:Saxifraga fortunei var. suwoensis)

 中部地方以西の本州、九州に分布。口丹波では深山の渓流畔に自生している。ダイモンジソウ同様、秋に「大」の字に見える白い花をつける。ダイモンジソウとは根出葉の形が違い、5~10数個浅裂するダイモンジソウに対して、5~7中裂している。そのためゴツゴツした手のひらのようにも見える。冬に地上部は枯れるが、枯れた花茎が長く残っていることがある。
 自生地は広い範囲で岩から清らかな水が浸み出し、そのまま渓流に落ちて行くような場所で、1年を通して湧き水が滴り落ちている。生える場所によっては、1年中すべての葉が濡れているものもある。自生地の谷にはイワタバコも多く、ナメラダイモンジソウと一緒に濡れた岩肌にしがみついている。


 花期は9月-10月頃。


ナメラダイモンジソウ ナメラダイモンジソウ
2012年10月  南丹市 2012年10月  南丹市
ナメラダイモンジソウ ナメラダイモンジソウ
2012年10月  南丹市 2012年10月  南丹市
ナメラダイモンジソウ ナメラダイモンジソウ
2012年10月  南丹市 2012年9月  南丹市
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