ヤマルリソウ

 ムラサキ科ルリソウ属の多年草(学名:Omphalodes japonica)

 本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林縁や林道沿いの湿り気のある斜面などで生育している。シカの食害に遭うことも少ないようで、比較的普通に見られる。根生葉はロゼット状で、開花期の春の葉は小さく、花後に大きくなっていく。葉の長さは最大で20cmを超える。全体的に毛が多い。花は直径1cmほどで、茎頂に総状につく。花の色は淡青紫色~白色で、花冠は5裂して5弁花のように見える。茎は最初横に這い、花のつく先の方が斜上するが、生育場所によっては最初から斜上することもある。茎葉はまばらに互生し、根生葉よりも小さく、基部は茎を抱く。茎は分枝せず、白い毛が多い。


 花期は3月-5月頃。

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ヤマルリソウ ヤマルリソウ
夏に不時開花したヤマルリソウ  2015年8月  右京区京北 ツボミは淡紅紫色 萼や葉は有毛  2015年3月  南丹市
ヤマルリソウ ヤマルリソウ
茎には白い毛が多く生える  2014年4月  京丹波町 花は次々と開花していく  2014年4月  京丹波町
ヤマルリソウ ヤマルリソウ
秋の葉は大きく 年を越す頃から枯れ始める  2014年9月  右京区京北 花の直径は1cmほど  2013年4月  右京区京北
ヤマルリソウ ヤマルリソウ
茎は斜上または匍匐する  2013年4月  右京区京北 水路脇の湿った草地で生育していた  2012年4月  亀岡市
ヤマルリソウ(動画)
2019年4月  右京区京北および南丹市
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