シライトソウの育成記録



 シライトソウは以前はユリ科でいたが、現在はシュロソウ科に移された多年草で、初夏に白いユニークな花の咲く野草です。自生地は山地の斜面などで、普通は群生しています。ときに園芸店でも販売されていて、山野草として親しまれている植物でもあるようです。

 ここでは、植栽しているシライトソウのライフ・サイクルを紹介しています。 
 2014年2月上旬  葉は常緑越冬します。

 冬季も地上部の葉は枯れません。用土が乾燥しないように注意します。また霜にも注意が必要ですが、日光も浴びるような場所、または明るい半日陰に置きます。
 2015年4月中旬  花茎が伸びてきます。

 花茎と同時に新葉も展開を始めます。晴れた日はよく日光に当たるようにしてあげます。
  2015年4月中旬  新葉と花茎です。

 葉は根生葉でロゼット状に展開します。花茎はロゼットの中心からは出ません。この段階で古い葉をカットすると見栄えが良くなります。
 2015年5月上旬  穂状花序の花が咲き揃いました。

 花の色は白色で、花序には多数の小さい花が穂状につきます。花被片が線形なのでブラシのような姿をしています。
 2015年5月上旬  葉の様子です。

 葉はこの後も長く伸びていきます。そして翌年の花期まで残ります。常緑の植物は冬季でも光合成をするので、乾燥には要注意です。
シライトソウの栽培記録(動画)
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2018年撮影
 
 自生地は山地の林縁や林床などで、植栽する場合、夏場は風通しの良い半日陰に置くようにします。また自生地ではふつう群生していて、育てる時も少し大きめの植木鉢に複数を寄せ植えすると良いでしょう。用土は硬質赤玉土(小)と桐生砂、それに腐葉土を混ぜたものを使用しています。冨栄養な場所に育つ植物ではないので、肥料は花後に遅効性の固形肥料を少量置肥する程度で構いません。種の採り撒きで増殖は可能です。

  (サイト内リンク)自生地のシライトソウ

(最終更新日 2019年2月3日)


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