シライトソウ

 シュロソウ科シライトソウ属の多年草(学名:Chionographis japonica)

 本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林縁や斜面で、背の高い草木が茂らないような場所に生育している。根生葉はロゼット状に出て、長さ3~14cmの長楕円形または倒披針形で、葉柄には翼がある。根生葉の縁は細かい波状となり、先端は鈍頭または鋭頭。表面に光沢はない。花茎は大きなもので高さ40cm程度で、線形の葉がまばらにつく。花茎は緑色で、花のつく部分は淡緑色から上にいくほど白っぽくなる。花は白色で穂状に多数つく。花被片は6個で、その内4個は長さ10mmほどと長い線形で、茎に対してほぼ直角に出て、先端はやや幅が広く円頭。花被片2個は小さく目立たない。
 京都府レッドデータブック2015で準絶滅危惧種にランクされ、府内で数を減らしている野草の1つ。


 花期は5月-6月頃。


シライトソウ シライトソウ
山地の斜面に生えるシライトソウ  2016年5月  京丹波町 花茎は直立して花は穂状につく  2016年5月  京丹波町
シライトソウ シライトソウ
ロゼット状の根生葉  2016年5月  京丹波町 茎葉には柄がない  2016年5月  京丹波町
シライトソウ シライトソウ
2013年5月  (綾部市) 2013年5月  (綾部市)
シライトソウ シライトソウ
2013年5月  (綾部市) 茎葉  2013年5月  (綾部市)
シライトソウ シライトソウ
2013年5月  (綾部市) 2013年5月  (綾部市)
シライトソウ(動画)
2018年5月  京丹波町
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