マルバスミレの育成記録



 マルバスミレは山地に生える無茎種のスミレで、スミレ類の中ではやや大型の花をつけます。京都府に自生するものは花色が白色ですが、淡紅色の花をつけるものもあるようです。自生地は山の崩落地のような場所で、他に生える植物の種類は少なく、背の高い植物もほとんど育っていないような環境です。背の低いマルバスミレにとっては、十分に光合成ができて良い環境なのかも知れません。育成データは動画のエンディングにも入れています。

 動画では、3月から8月までの期間で、花、果実、葉の展開などの記録を紹介しています。

(最終更新日 2019年7月10日)
マルバスミレの果実 マルバスミレの花
閉鎖花からできた果実(2015年6月下旬) マルバスミレの花(2018年4月上旬)
マルバスミレの植栽例(動画) 2018年3月から8月までの記録
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 マルバスミレを植栽する時には、鉢を陽当たりの良い場所に置きますが、真夏の直射日光と高温には注意し、風通しが良く木漏れ日が届くような場所に移動させています。また用土が完全に乾かないよう潅水します。芽出し時期が早いので冬季も用土が乾燥しないようにし、霜に当たらないよう管理します。花後、夏から秋にかけて閉鎖花をよくつけ、多くの種子を落とします。増殖はこの種子の採り撒きで行うと良いでしょう。育成、増殖とも比較的容易なスミレです。初夏以降、タテハチョウ科のツマグロヒョウモンの幼虫がつくとアッと言う間に葉をすべて食べられてしまうことがあるので要注意です。

 自生地のマルバスミレはコチラでご覧いただけます。

 
  


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