コケイランの育成記録



 コケイランは山地の湿った斜面などに生育するラン科の多年草です。地下に卵形の偽球茎があり、偽球茎は毎年更新されます。葉は線形で、大きなものでは長さが40cmほどになります。花は淡黄色。のびた花茎の上部に多数つきます。生育には湿り気を含んだ土と、高い空中湿度が必要で、ふつう乾燥し易い市街地の住宅などでは栽培が困難とされているようです。
 私は一年を通して屋外のサツキの下に植木鉢を置き、植木鉢だけでなく、その周辺の土も乾かないよう注意して育てています。コケイランを育て始めて5年以上が経過していますが、毎年初夏に新葉が出て、翌春には花をつけてくれます。 育成データは動画のエンディングにも入れています。

 動画では、2017年12月中旬から2018年8月中旬までの期間で、開花、結実、葉の展開などの記録を紹介しています。

(最終更新日 2019年1月24日)
コケイランの葉 コケイランの花
葉は翌年の花期まで残ります(2016年12月中旬) 開花のピーク(2017年5月上旬)
コケイランの植栽例(動画) 冬の葉、春の開花から果実ができるまでの記録
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 コケイランを植栽する時には、夏の直射日光に注意し、風通しの良い木陰などに置き、用土が乾かないよう潅水します。また空気が乾燥する時期には空中湿度の低下に注意します。初夏の一時期に葉は枯れますが、葉を出した状態で越冬するので冬季も用土が乾燥しないように管理します。葉は多少霜に当たっても平気ですが、できれば当たらないように工夫した方が良いでしょう。ただし光合成ができるだけの明るさは必要です。

 野生のコケイランはコチラでご覧いただけます。

 
  


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