ヒメヤブラン

 キジカクシ科ヤブラン属の多年草(学名:Liriope minor)

 全国に分布する小型の草本。陽当たりがよく、定期的に草刈が行われるような草地に生え、口丹波地域では溜池の土手や墓地などでよく見かける。匍匐枝でよく増え、葉は根生する。葉は線形で長さ10~20cm、幅2~3mmほど。花茎は葉よりも低く10~15cmほどで、小さな淡紫色の花が総状花序にまばらにつく。花はやや上向きに咲き、花被片は6個、雄しべ6個で葯は黄色。短い花柄がある。黒色の果実に見えるものは種子で、晩秋から冬に熟す。ジャノヒゲに似ているが、ジャノヒゲの花は下向きに咲く。


 花期は7月-9月頃。


ヒメヤブラン ヒメヤブラン
草地に生えるヒメヤブラン  2015年7月  亀岡市 やや乾燥した場所に生える  2015年7月  亀岡市
ヒメヤブラン ヒメヤブラン
花被片は6個  2015年7月  南丹市 短い花柄がある  2015年7月  南丹市
ヒメヤブラン ヒメヤブラン
ヒメヤブランの葉  2015年7月  南丹市 根元  2013年7月  亀岡市
ヒメヤブラン(動画)
ヒメヤブランは1:32から  2021年7月 (亀岡市)
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