ボタンネコノメソウ

 ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草(学名:Chrysosplenium kiotense)

 岐阜県以西の本州の山地の湿った場所に生えるネコノメソウの仲間。分布域は主に日本海側とされるが、口丹波では主に南丹市美山町や右京区京北などで見ることができる。本州の基準標本産地が京都市の貴船ということなので、貴船に近い右京区京北にも多いのだろう。
萼片4個が開くと、口は角張った長方形に見え、8本の雄しべは萼片から飛び出すことはなく、この点で同じような場所に自生するホクリクネコノメソウと見分けることができる。和名をネットで調べると「牡丹猫の目草」とあるが、私は「『釦』の口みたいな花」というふうに覚えることにした。
茎葉は対生で、花期にも根生葉が残っている。花弁はなく、萼片の色は茶褐色でよく目立つ。 京都府レッド・リストでは要注目種に入っている


 花期は4月-5月頃。


ボタンネコノメソウ ボタンネコノメソウ
根生葉が残っている  2013年3月  右京区京北 2013年3月  右京区京北
ボタンネコノメソウ
2013年3月  右京区京北
ボタンネコノメソウ ボタンネコノメソウ
2013年4月  右京区京北 2013年4月  右京区京北
ボタンメコノメソウ ボタンネコノメソウ
2013年4月  右京区京北 2013年4月  右京区京北
ボタンネコノメソウ(動画)
2022年3月  (右京区京北)
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