ユクノキ

 マメ科フジキ属の落葉高木(学名:Cladrastis sikokiana)

 関東地方以西の本州、四国、九州に分布。山地に生え別名ミヤマフジキ。京都府内では口丹波地域にも分布しているが稀。樹高は10~20mほど。樹皮は平滑で灰褐色。葉は奇数(時に偶数)羽状複葉。小葉は4~6対ほどが互生する。小葉には柄があり、葉身は長さ6~12cm、幅2~6cmで基部は円形、先端はやや尾状となり、縁は全縁。小葉の側脈は13~15対と、同属のフジキよりも多い。また小托葉は無い。梅雨時分に複総状花序を上向きに出して、白色の蝶形花を多数つける。花は長さ20~25mmほどで、旗弁はそり返り、花の中央は淡黄色を帯びる。果実は豆果。


 花期は6-7月頃。


ユクノキ ユクノキ
山の斜面で枝をのばすユクノキ  2017年6月 右京区京北 花序は上向きにつく  2017年6月 右京区京北
ユクノキの幹 ユクノキ
幹  2017年6月 右京区京北 枝  2017年6月 右京区京北
ユクノキの葉 ユクノキの葉
葉は羽状複葉  2017年6月 右京区京北 小葉の側脈は13~15対ある  2017年6月 右京区京北
ユクノキの花 ユクノキの花
花序  2017年6月 右京区京北 花は白色の蝶形花 中央は淡黄色を帯びる  2017年6月 右京区京北
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)





inserted by FC2 system