ヤナギスブタ

 トチカガミ科スブタ属の一年草(学名:Blyxa japonica)

 本州、四国、九州に分布。除草剤や開発の影響が殆ど無い自然度の高い水田や溜池の浅瀬などに生育する沈水植物。有茎で長さ5~25cmほどのびて、よく分枝する。葉は互生。線形で薄く、長さ約50mm、幅約2mm。葉の縁には細かい鋸歯がある。花は葉腋からのびた花茎の先につき、水面より上で咲く。花の色は白色。花弁は3個で長さ10mm足らず、幅約1mmと小さく目立たない。口丹波地域での分布域は広いが、山間の溜池や休耕田に点在する程度で数は少ない。京都府レッドデータ・ブックでは絶滅危惧種にランクされている。

 花期は8月-10月頃。


ヤナギスブタ ヤナギスブタ
有茎で茎葉は互生する  2019年9月  南丹市 葉は線形  2019年9月  南丹市
ヤナギスブタの花 ヤナギスブタの花
花の基部に苞鞘がある  2019年9月  南丹市 花弁3個で白色  2019年9月  南丹市
ヤナギスブタの葉 ヤナギスブタの葉
葉には細かい鋸歯がある  2019年7月  右京区京北 葉の幅は約2mm  2019年7月  右京区京北
ヤナギスブタ(動画)
2019年7月(右京区京北) ・ 2019年9月(南丹市)
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