ヤマツツジ

 ツツジ科ツツジ属の半落葉低木(学名:Rhododendron kaempferi)

 北海道(南部地方)、本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地に普通。主に陽当たりの良い林縁や尾根筋、岩壁などに生える。樹高はせいぜい3mまでで、1mに満たないものでも花を多くつける。葉は互生。春に出た葉は長さ2~5cmの楕円形~卵状楕円形で、冬に落葉する。夏以降に出る葉(秋葉)は小型で、長さ1~2cmの倒披針形。秋葉は越冬する。花は鮮やかな朱赤色で、枝先に2~3個つく。花冠は5裂し、直径は5cmほどで、上側の裂片にはシミ状の斑点がある。両性花で雄シベは5個。花色は生育環境や個体によって若干の変異がある。果実は蒴果。


 花期は4-6月頃。(口丹波北部の山間部では結構遅くまで咲いている)


ヤマツツジ ヤマツツジ
鮮緑の春葉の下に小さな秋葉が残っている  2015年4月 亀岡市 ツボミ  2015年4月 亀岡市
ヤマツツジ ヤマツツジ
ツボミ  2015年4月 亀岡市 岩壁に生えるヤマツツジ  2013年6月 南丹市
ヤマツツジ ヤマツツジ
新枝は有毛  2013年5月 京丹波町 花冠の上側裂片に斑点がある  2013年5月 京丹波町
ヤマツツジ ヤマツツジ
葉は両面有毛  2013年5月 京丹波町 花は一枝に2~3個つく  2013年5月 南丹市
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