ヤマシロネコノメ

 ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草(学名:Chrysosplenium pseudopilosum var. divaricatistylosum)

 トウノウネコノメの変種。京都府特産種で府内における分布は局所的と考えられている。タイプ標本は京都北山産。山地の湿った岩場などに生育している。根生葉は花期にも残ることがある。花の色は黄色で萼片は直立し、平開しない。花は互いに接近してつく。雄しべは8個。コガネネコノメソウに似るが、雄しべが萼から少し突き出ていることで区別できる。また萼片の外側に毛が散生している。京都府絶滅危惧種。


 花期は3-4月頃。



ヤマシロネコノメ ヤマシロネコノメ
萼片の外側に毛が散生している  2017年3月  南丹市 茎の下部で分枝する 茎には白い毛が生えている  2017年3月  南丹市
ヤマシロネコノメ ヤマシロネコノメ
花は互いに接近してつく  2017年3月  南丹市 雄しべの葯が萼から突き出ている  2017年3月  南丹市
ヤマシロネコノメ ヤマシロネコノメ
萼片は平開しない  2017年3月  南丹市 茎の毛は結構長い  2017年3月  南丹市
ヤマシロネコノメ(動画)
2018年3月 南丹市
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