ヤマイヌワラビ

 イワデンダ科メシダ属の多年草

 夏緑性のシダ植物。全国に分布。口丹波地域では山地の林道脇など、やや湿った場所で生育している。根茎は短く、葉は叢生する。葉柄や中軸は紅紫色~赤褐色で、葉柄基部では黒褐色をしている。葉柄基部の鱗片は褐色で密生する。葉身は2回羽状複葉。羽片の先端は尖り、柄はごく短い。小羽片は浅裂~中裂~深裂で、鈍頭~鋭頭。耳片は小さい。ソーラスは中肋寄りにつき、包膜は三日月形に鉤形が混じる。最下羽片の第一小羽片は小さい。




ヤマイヌワラビ ヤマイヌワラビ
ヤマイヌワラビ  2015年5月  南丹市 葉柄の鱗片  2015年5月  南丹市
ヤマイヌワラビ ヤマイヌワラビ
最下羽片の第一小羽片はとても小さい  2015年5月  南丹市 羽片 小羽片の耳片は小さい  2015年5月  南丹市
ヤマイヌワラビ ヤマイヌワラビ
ソーラス 羽軸の裏面は無毛  2015年5月  南丹市 ソーラス  2015年5月  南丹市
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