ヤマイ
カヤツリグサ科テンツキ属の多年草(学名:Fimbristylis subbispicata) 全国に分布。口丹波地域では山間部の湿地などで見られる。陽当たりが良く湿った場所に生え、群生することも多い。茎(稈)は叢生し、高さ10~60cmほどになる。根生葉は糸状で幅1mm程度。茎の基部の鞘は褐色をしている。茎頂に通常1個の小穂がつく。小穂の基部には葉状の苞が1~2個つき、1個は直立して小穂より少し長い。小穂は長卵形で長さは8~25mmほど。黄褐色でやや光沢がある。鱗片は螺旋状(渦状)につき、鱗片の中肋は鮮緑色で細く浮き上がっている。果実は痩果。雌しべの花柱には毛が生えていて、先は2岐している。 花期は7-9月頃。 |
山麓の湿った斜面に生育するヤマイ 2016年8月 南丹市 | 茎は叢生する 2016年8月 南丹市 |
茎と葉 2016年8月 南丹市 | 小穂の鱗片は螺旋状に並ぶ 苞が2個ついている 2016年8月 南丹市 |
熟した小穂 下部から鱗片が平開して種子を落とす 2016年8月 南丹市 | 柱頭 有毛で先端は2岐している 2016年8月 南丹市 |
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