ヤマアワ

イネ科ノガリヤス属の多年草（学名：Calamagrostis epigeios） 　全国に分布。口丹波地域では山間部の水田近くなどの湿った草地に生育している。根茎は長く這い、稈（茎）は直立して高さ６０～１５０cmと大型。葉は長さ２０～５０cm、幅５～１２mmの線形。無毛で両面ざらつく。葉舌は膜質で長さ５mm程度。花序は長さ１０～３０cmで花序枝は輪生してつく。小穂は淡緑色で紫褐色を帯びることがある。小穂の長さは５．５mm～８mmほどで１小花がある。苞穎２個はほぼ同長で、先端は芒状に細まり小花と同長。（芒は無い）小花には小花の２倍長の基毛がある。 　京都府内では中部以南に記録区域があるが、産地が限られ、個体数も少なく絶滅危惧種にランクされている。 　花期は７－９月頃。

休耕田の畦で咲くヤマアワ　　2016年7月　　南丹市	葉は細い線形　　2016年7月　　南丹市
花序枝は輪生してつく　　2016年7月　　南丹市	小穂には１小花がある　　2016年7月　　南丹市
花序の先端部分　　2016年7月　　南丹市	花序枝につく小穂　　苞穎はほぼ同長　　2016年7月　　南丹市
根元部分　根茎の断面は白色　　2016年7月　　南丹市	稈は平滑　　2016年7月　　南丹市
葉舌　　2016年7月　　南丹市	葉舌　　2016年7月　　南丹市
ヤマアワ（動画）
ヤマアワは２：１２から　　２０２１年７月　（南丹市）
ユーチューブのアカウントをお持ちの方へ 再生中の動画の右下隅に出ている小さな「ネコ」の画像をクリックするとyatagarasuチャンネルのチャンネル登録ができます。チャンネル登録していただけると大変励みになります。
ふる里・口丹波の花と植物（トップページ）