ヤハズエンドウ
マメ科ソラマメ属の越年草または1年草(学名:Vicia angustifolium) 本州、四国、九州、沖縄に分布するツル性草本。別名カラスノエンドウ。とても身近な野草で、道端や田畑の畦、林縁など、口丹波では住宅周辺で普通に見られる。日当たりの良い場所で育つものは3月下旬頃から開花し始める。小葉の先端にくぼみがあるのが特徴で、これが矢筈に似ているのでこの名前をもらったというが、カラスノエンドウと言った方が親しみやすい。矢筈とは弓矢の引き手側の端で、弦(つる)を挟むように加工されている部分の名称だが、弓道の経験者でなければイメージするのも難しいだろう。秋に芽を出し、暖かくなってくると急速に生長し、1m以上になるものも多い。ただ耕作地では定期的に草刈りが行われるので、低い状態で花をつけているものをよく見る。花は明るい紅紫色で、葉腋に2、3個つく。小さい花だが群生している場所ではよく目立っている。 花の色が白いものはシロバナヤハズエンドウという品種で、見る機会は少ない。 花期は4月-6月頃。 |
シロバナヤハズエンドウ 2014年4月 京丹波町 | 2014年4月 京丹波町 |
2014年4月 京丹波町 | 托葉 2014年4月 京丹波町 |
2013年4月 南丹市 | 2013年4月 南丹市 |
2013年4月 南丹市 | 2013年4月 南丹市 |
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