ヤブムラサキ

 シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木(学名:Callicarpa mollis)

 東北南部以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林縁や林道沿いに普通。樹高2~3mほど。樹皮は灰褐色で枝には星状毛が密生している。葉は卵形~楕円形で対生。葉の表面に短い毛が生え、裏面には星状毛が密生している。葉腋から花序を出し、紅紫色の小さな花を数個つける。花冠は4裂し、萼には星状毛が密生している。果実は核果で、ムラサキシキブ同様熟すと紫色になるが、葉の下につくため目立たない。


 花期は6-7月頃。


ヤブムラサキ ヤブムラサキ
ヤブムラサキの花  2017年6月 南丹市 ツボミ  2017年6月 南丹市
ヤブムラサキ ヤブムラサキ
葉の表面 先端は尾状にのびる  2017年6月 南丹市 葉の裏面  2017年6月 南丹市
ヤブムラサキ ヤブムラサキ
樹形 林内に生育するヤブムラサキ  2016年11月 南丹市 幹  2016年11月 南丹市
ヤブムラサキ ヤブムラサキ
果実は秋に熟す  2016年11月 南丹市 葉は対生  2016年11月 南丹市
ヤブムラサキ ヤブムラサキ
枝や萼に星状毛が密生している  2016年11月 南丹市 果実は下向きにつく  2015年10月 右京区京北
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