ヤブマメ

 マメ科ヤブマメ属の1年草(学名:Amphicarpaea bracteata var. japonica)

 北海道、本州、四国、九州の野山の生えるツル性植物で、口丹波地域内にも広く自生している。茎は長くのびるが、縦よりも横にのびるものが多いように思える。
 晩夏から秋にかけて花が咲き、後に実を結ぶ。しかし同時にヤブマメは地中に閉鎖花をつけ、自生する同じ場所にクローンを残して短い生涯を終える。花後の果実は野鳥や小動物により遠くへ運ばれる可能性があるが、クローンは毎年親と同じ環境で育っている。
 花は白地に旗弁が紫色をしていて、小さいがよく目立つ蝶形をしている。葉は3出複葉で互生。茎には下向きに生える毛が多い。


 花期は9月-10月頃。


ヤブマメ ヤブマメ
2012年9月  右京区京北 2010年9月  南丹市
ヤブマメ ヤブマメ
2010年9月  南丹市 2010年9月  南丹市
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