ヤブコウジ
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木(学名:Ardisia japonica) ほぼ全国に分布。口丹波地域では山地の林内や竹藪の中などに生育している。背丈は10~20cmほどの小低木で、地下茎で増殖するため群生していることが多い。葉は互生。茎の上部に集まって輪生状につく。葉身は長楕円形で光沢があり、縁は細かな鋸歯となる。花は夏に咲き、前年の茎から花序を出し、直径10mm未満の小さな花を下向きにつける。花の色は白色で花冠は5裂し、淡紫色の斑紋が点在するため、やや汚れた感じがする。花は葉の下に隠れるように咲くため気づかれないことが多い。果実は核果で、秋に赤く熟す。花よりも果実の方がよく目立ち、翌年まで落ちないものも多くある。 花期は7-8月頃。 |
林縁に生えるヤブコウジ 2014年10月 南丹市 | 花とツボミ 開花前から花柱が長く飛び出ている 2014年7月 亀岡市 |
前年の果実が残っている 2014年1月 亀岡市 | 色づき始めた果実 2013年10月 亀岡市 |
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