ヤブカラシ
ブドウ科ヤブカラシ属の多年草 全国の道端や空き地に生えるツル性草本。漢字では藪枯らしと書き、ヤブガラシとも読む。別名はビンボウカズラ。 名前の通り、手当たり次第他の植物に巻きつき、勢いよく生長する。葉は互生し、鳥足状複葉の小葉は5枚。葉には先の尖った浅い鋸歯がある。葉に対生して1本のツルがのびる。花は集散花序に多数つく。黄緑色の4枚の花弁が開いた状態では径約1cmほどだが、花弁と4本の雄しべは開花後僅かな時間で脱落し、白くなった雌しべだけが中央に残った花盤だけとなる。花盤の色は最初は鮮やかなオレンジ色で、後に淡紅紫色に変色する。花盤は蜜が多く、見た目は蝋細工のようで美しく、別名のビンボウカズラというのは少々可哀想な気がする。 ブドウの仲間ということで、本種にも熟すと黒くなる果実ができるそうだが、私はまだ見たことがい。 花期は6月-8月頃。 |
2013年7月 京丹波町 | 2013年7月 京丹波町 |
花弁の残った花が1コある 2013年7月 京丹波町 | 2013年7月 京丹波町 |
2013年7月 京丹波町 | 2013年7月 京丹波町 |
2013年7月 京丹波町 | 2013年7月 京丹波町 |
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