ヤブジラミ

 セリ科ヤブジラミ属の越年草(学名:Torilis japonica)

 全国に分布し、野原や道端などの草地に自生する。セリ科の植物でありながら、比較的乾燥にも強そうだ。茎は直立し、草丈は40~50cmほどのものが多いが、競合する他の植物との関係だと思えるが、場所によっては70cmほどにのびたものも見られる。茎の上部ではよく分枝し、茎や枝の先に花序ができ、白色の小さな花を多数つける。花後にできる果実には刺毛が密生していて、動物の毛や人の衣服にくっついて遠くへ運ばれる。シカやイノシシが非常に多く暮らしている口丹波は、本種にとっては都合の良い環境なのだと思う。葉は羽状複葉で表裏とも毛がまばらに生えている。


 花期は6月-8月頃。


ヤブジラミ ヤブジラミ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
ヤブジラミ ヤブジラミ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
ヤブジラミ ヤブジラミ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
ヤブジラミ ヤブジラミ
2013年7月  京丹波町 2012年8月  京丹波町
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