ウツボグサ

 シソ科ウツボグサ属の多年草(学名:Prunella vulgaris subsp. asiatica)

 ほぼ全国に分布する常緑の草本。口丹波地域では山間部の耕作地周辺や山麓の道端など、陽当たりが良く、やや湿り気のある場所に生育している。茎は直立して高さ10~30cmほど。茎には4稜あり毛が生えている。葉は対生。葉柄があり、葉身は卵状長楕円形で、縁に目立たない低い鋸歯がある、鋸歯の先端は鈍頭。茎頂に小さな紫色の花を穂状につける。花は唇形花で下唇は3裂している。花後に萼が閉じて果実を包み、果実は秋に成熟する。茎の基部から匍匐枝が出て増殖し、生育地では群生することが多い。


 花期は6月-8月頃。


ウツボグサ ウツボグサ
道端に群生するウツボグサ 2016年6月  京丹波町 葉の縁は低い鋸歯となり毛が生えている  2016年6月  京丹波町
ウツボグサ ウツボグサ
ウツボグサの花  2014年6月  京丹波町 花は下から順に咲く  2014年6月  京丹波町
ウツボグサ ウツボグサ
果穂は長く残る  2012年11月  京丹波町 越冬葉  2012年11月  京丹波町
ウツボグサ(動画)
2018年6月  南丹市
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