ウスギヨウラク

 ツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木(学名:Menziesia ciliicalyx)

 中部地方以西の本州と四国(徳島県)の山地に分布し、口丹波地域では北東部の山地に普通。樹皮は灰褐色で、樹高1~2m(あるいはそれ以上)。葉は互生し、短い葉柄があり葉身は楕円形で全縁。表面に毛が散生し縁の毛は多い。葉の裏面は白っぽく、脈上(特に主脈上)の毛が目立つ。葉は枝の先端に集まってつく。花は枝先に1~8個つき、長い花柄があり、萼は円形。花は筒形で釣り鐘状。花冠は浅く5裂して、裂片の先端は円形。裂片は斜開する。花柄と萼の縁に白い腺毛が密生して粘つく。果実は蒴果。別名ツリガネツツジ。


 花期は4-5月頃。


ウスギヨウラク ウスギヨウラク
葉は枝先に集まってつく  2017年5月 南丹市 葉の表面には毛が散生する  2017年5月 南丹市
ウスギヨウラク ウスギヨウラク
葉の裏面 主脈上の毛が長い  2017年5月 南丹市 花冠の内側に短毛が密生している  2017年5月 南丹市
ウスギヨウラク ウスギヨウラク
花柄と萼の腺毛は粘つく  2017年5月 南丹市 腺毛に捕まり死んだ昆虫  2017年5月 南丹市
ウスギヨウラク ウスギヨウラク
よく枝を分ける  2015年4月 右京区京北 展葉とほぼ同時に開花する  2013年4月 南丹市
ウスギヨウラク ウスギヨウラク
花冠の上部に淡紅色の斑が入っている  2013年4月 南丹市 花は斜め下向きに咲く  2013年4月 南丹市
ウスギヨウラク(動画)
2018年4月  南丹市
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