ウリノキ

 ミズキ科ウリノキ属の落葉低木(学名:Alangium platanifolium var. trilobatum)

北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の谷筋などに生育する低木です。樹高は3㍍ほど。樹皮は灰色で滑らか。丸い皮目が目立ちます。葉は互生。形が瓜に似ているところが和名の由来のようです。長さ5~10㌢ほどの葉柄があり、葉身は長さ幅とも7~20㌢で、浅く3~5裂し、裂片の先はやや尾状で鋭頭です。見た目に反し葉質は薄く、表面には短毛が散生し、裏面は光沢があるものの短毛が密生しています。新葉の展開に合わせて葉腋から集散花序が出て、白色の花を多くつけます。花弁は白色。6~8個あって外側に強く巻きます。雄しべは6~8個。黄色い葯が目立ちます。雌しべの花柱は1個で、雄しべより長く、花弁や雄しべが脱落しても残ります。果実は核果で、夏に黒く熟します。

花期は6月。


ウリノキの花 ウリノキの花
花はたくさん 下向きに咲く 2013年6月  右京区京北 花弁は外向きにカールする 2012年5月  右京区京北
ウリノキの新葉 ウリノキの樹形
葉の展開とともに花序が形成される 2012年4月  右京区京北 若い木の樹形 2011年7月  南丹市
ウリノキの若い果実 ウリノキの果実
若い果実 上を向く 2011年7月  南丹市 果実は黒く熟す 2011年7月  南丹市
ウリノキ(動画)
2023年6月 右京区京北
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