ウメガサソウ

 ツツジ科ウメガサソウ属の多年草(学名:Chimaphila japonica)

 全国に分布し常緑。口丹波地域では山腹の林道脇や林縁に生え、半日陰を好む。茎は直立して草丈5~10cmほど。葉は互生して長楕円形で縁は低く尖った鋸歯になり鋭頭。葉は節に2~3枚輪生状につき、節間には小さな鱗片状の葉がついている。梅雨頃、茎頂に花序がのびて先端に白色の花を1個下向きにつける。1株が出す花序は通常1個で、稀に2個出すこともある。花後に果実をつけた花序は長く直立したまま残り、翌年の開花時期になっても立ち枯れた花序を見ることが多い。京都府内にはほぼ全域に分布するが個体数は少なく、絶滅危惧種にランクされている。口丹波では近年、このような小さな草本であってもシカの食害に遭い、花を見る機会が減っている。

 花期は6月-7月頃。


ウメガサソウ ウメガサソウ
若い果実  2014年7月 京丹波町 食害に遭ったウメガサソウ  2014年7月 京丹波町
ウメガサソウ ウメガサソウ
葉には浅い鋸歯がある  2014年6月 京丹波町 節間の小さな葉  2014年6月 京丹波町
ウメガサソウ ウメガサソウ
2013年6月 南丹市 2013年6月 南丹市
ウメガサソウ ウメガサソウ
ツボミ  2013年6月 南丹市 2013年5月 南丹市
ウメガサソウ ウメガサソウ
2013年1月 南丹市 2013年1月 南丹市
ウメガサソウ ウメガサソウ
2011年6月 南丹市 2011年4月 南丹市
ウメガサソウ ウメガサソウ
前年できた果実  2011年3月 南丹市 2010年7月 南丹市
ウメガサソウ(動画)
2018年6月  京丹波町
 ユーチューブのアカウントをお持ちの方へ
再生中の動画の右下隅に出ている小さな「ネコ」の画像をクリックするとyatagarasuチャンネルのチャンネル登録ができます。チャンネル登録していただけると大変励みになります。
 ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)






inserted by FC2 system