ウメバチソウ

 ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草(学名:Parnassia palustris)

 全国に分布。陽当たりの良い湿った場所に生育する。根生葉は数個で長い柄があり、花期には枯れてなくなる。茎は直立し、高さ7~45cm。茎につく葉は1個で、柄は無く茎を抱く。茎頂に白色の花を1個つける。花の直径は20~25mmほど。花弁は5個で、緑色の脈がある。。雌しべ1個と葯のつく雄しべ5個に仮雄蕊(かりゆうずい)が5個つく。雄蕊とは雄しべのことで、仮雄蕊には葯はつかず、糸状に12~22細裂し、先端に丸い腺体がつく。雄しべの葯が落ちる頃に、子房の先の雌しべの柱頭は4裂する。京都府絶滅危惧種。口丹波地域でも稀な植物。


 花期は9-11月頃。


ウメバチソウ ウメバチソウ
ウメバチソウの花  2016年11月  産地は非公開 根生葉  2016年11月  産地は非公開
ウメバチソウ ウメバチソウ
草刈後の湿った斜面に点々と咲くウメバチソウ  2016年10月  産地は非公開 茎の葉  2016年10月  産地は非公開
ウメバチソウ ウメバチソウ
ツボミ  2016年10月  産地は非公開 花は上向きに咲く  2016年10月  産地は非公開
ウメバチソウ ウメバチソウ
雄しべには淡黄色の葯がついている  2016年10月  産地は非公開 仮雄蕊には腺体がついている  2016年10月  産地は非公開
ウメバチソウ(動画)
2017年10月  産地は非公開
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