ツルヨシ

 イネ科ヨシ属の多年草(学名:Phragmites japonica)

 本州、四国、九州に分布。口丹波では山間部の渓流畔に多く自生している。砂礫地を好み、増水時には水没するものの、普段は陸地になっているような場所で見られる。地表に長く走出枝をのばし、走出枝の各節で根をおろして芽を出すので、群落を作っていることが多い。見た目はヨシによく似ているが、走出枝を出すところ、葉鞘が暗赤紫色をしていることが多いところ、毛状の葉舌がほとんど無いところで見分けられる。草丈は100~150cmほどで、中には200cm程度までのびるものもあるようだ。秋、茎頂に円錐花序をつける。


 花期は9月-10月頃。


ツルヨシ ツルヨシ
2013年10月  京丹波町 2013年10月  京丹波町
ツルヨシ ツルヨシ
群落   2013年8月  亀岡市 2013年8月  亀岡市
ツルヨシ ツルヨシ
葉鞘は暗赤紫色を帯びる   2013年8月  亀岡市 水面を這う走出枝   2013年8月  南丹市
ツルヨシ ツルヨシ
2013年8月  南丹市 2013年8月  南丹市
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)




inserted by FC2 system