ツルニガクサ

 シソ科ニガクサ属の多年草(学名:Teucrium viscidum var. miquelianum)

 全国の山地に生え、林縁や林床のような日陰で見られる。名前にツルと付いているがツル性の草本ではなく、地下に長く走出枝をのばしている。草丈は20~30cmほどで茎には短い毛が生えている。葉は長楕円形で対生し、長い葉柄があり、縁は先が尖った鋸歯になっている。花は紅紫色で唇形をしていて、上唇は小さく、逆に下唇は大きくダラリと垂れ下がったような形をしている。1個の花の大きさは1cm以下。萼には腺毛(植物独自の液を出す突き出た器官で毛ではない)がビッシリと生えていて、同属のニガクサと見分けるポイントになる。


 花期は7月-9月頃。


ツルニガクサ ツルニガクサ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
ツルニガクサ ツルニガクサ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
ツルニガクサ ツルニガクサ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
ツルニガクサ ツルニガクサ
2013年7月  京丹波町 2013年7月  京丹波町
ツルニガクサ(動画)
2018年7月  南丹市
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