ツチアケビ

 ラン科ツチアケビ属の多年草(学名:Galeola septentrionalis)

 全国に分布。山地の林下に生え、葉緑素を持たず、ナラタケ菌と共生し養分を得ている腐生植物。口丹波地域では稀。茎は直立し草丈50~100cmほどにのび、僅かに鱗片状の葉をつける。まばらに短い枝を出し、複総状花序を形成する。茎頂と側枝の基部に、卵状披針形の苞がつく。花は黄褐色で半開し、側花弁・唇弁はともに萼片よりも短い。果実は肉質でバナナ状。長さ6~10cmで下垂し、秋に赤く熟す。
 京都府レッドデータ・ブックでは準絶滅危惧種にランクされている。


 花期は6-7月頃。


ツチアケビ ツチアケビ
林下に生えるツチアケビ  2016年6月 右京区京北 茎には葉が退化した鱗片が僅かにつく  2016年6月 右京区京北
ツチアケビ ツチアケビ
茎頂の花序  2016年6月 右京区京北 側枝の花序  2016年6月 右京区京北
ツチアケビ ツチアケビ
長い花柄  2016年6月 右京区京北 花  2016年6月 右京区京北
ツチアケビ ツチアケビ
2012年6月 (篠山市) 果実  2011年9月 右京区京北
ツチアケビ(動画)
2020年7月  (丹波篠山市)
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