トラノオシダ

 チャセンシダ科チャセンシダ属の多年草

 常緑のシダ植物。全国に分布。平地の道端の石垣から山地まで、ほぼ至る所に現れる身近なシダ。根茎は短く、葉は束生する。葉は1~2回羽状複葉で、葉柄中軸の表面は溝になっていて、裏面は紫褐色をしていることが多い。葉柄基部には暗褐色~黒色の鱗片がまばらにつく。葉はやや2形で、栄養葉と胞子葉があり、ソーラス(胞子嚢群)は胞子葉の中肋寄りにつく。




トラノオシダ トラノオシダ
2015年1月  南丹市 2015年1月  南丹市
トラノオシダ トラノオシダ
左は栄養葉で右が胞子葉  2015年1月  南丹市 中軸の表側には溝がある  2015年1月  南丹市
トラノオシダ トラノオシダ
葉身下部の羽片  2015年1月  南丹市 胞子葉裏面のソーラス  2015年1月  南丹市
トラノオシダ トラノオシダ
胞膜がはじけたソーラス  2015年1月  南丹市 中軸の裏側は紫褐色をしていることがある  2015年1月  南丹市
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