トチバニンジン

 ウコギ科トチバニンジン属の多年草(学名:Panax japonicus)

 全国に分布。口丹波地域では山地の林道脇などに生育するが、見る機会は少ない。茎は直立して草丈30~50cmほど。茎頂に葉を3~5個輪生し、葉には長い柄がある。1個の葉は掌状複葉で小葉の数は5枚。5枚のうち2枚はやや小さい。葉の中心から長い花茎を出して、先端に球状の花序を形成する。花は初夏に咲き、黄緑色の小さな花が多数つく。果実は熟すと赤くなり、全体が赤いものをトチバニンジン。果実の上部が黒く変色するものはソウシシヨウニンジンとされる。


 花期は6月-8月頃。


トチバニンジン トチバニンジン
葉は3~5個輪生する  2015年6月  京丹波町 2015年6月  京丹波町
トチバニンジン トチバニンジン
2015年6月  京丹波町 輪生する葉の中心から長い花茎をのばす  2015年5月  京丹波町
トチバニンジン トチバニンジン
2015年5月  京丹波町 球状の花序 その下に小さな花序の枝が出ている  2015年5月  京丹波町
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