天然記念物

口丹波地方で指定されている天然記念物を掲載しています。(すべてではありません

ブログで取り上げているものについては、そのページのリンクを貼っておきます。興味のある方は、ブログの記事もお読み下さい。




国指定天然記念物


名称:コウノトリ

 国指定特別天然記念物
 コウノトリ科コウノトリ属。かつて京都府には北部の野田川や久美浜に飛来した記録があり、また亀岡では約半年間滞在した記録が残っているようだが、これまでは迷行種扱いでRDBには記載されていなかった。しかし2012年に兵庫県豊岡市で放鳥された個体が府北部で営巣を始めたことを受け、2013年版府RDBに絶滅危惧種として初めて記載された。亀岡市の水田に飛来した下の画像のコウノトリは、やはり豊岡市で2014年5月に放鳥された生後8ヶ月の若い雌であることが確認された。
 
コウノトリ コウノトリ コウノトリ コウノトリ
2014年11月 2014年11月 2014年11月 2014年11月
名称:常照皇寺の九重桜

 ベニシダレの老木。樹齢600年(推定)。花は淡紅色。4月中頃が見頃。
 南北朝時代、出家し当地に身を移した光厳天皇を慰めるために皇弟光明天皇が都から持参し、2人で手植えした桜と伝わる。
 雌しべ1本、雄しべ23本(平均)、花弁5枚。 根元幹周約4.4m、胸高幹周約3.6m、樹高約10m。
 所在地: 右京区京北井戸町丸山
九重桜 九重桜 九重桜
2010年4月 2010年4月 2010年4月
名称:アユモドキ

 岡山県と京都府亀岡市の保津川水系にのみ生息するアユモドキは、亀岡市のシンボル的な魚で、熱心に保護活動が行われてる。写真のアユモドキは滋賀県の琵琶湖博物館で飼育されているものを、亀岡市が借り受けて展示していたもの。
 ブログのアユモドキを見る
アユモドキ アユモドキ
2011年8月 2011年8月



府指定天然記念物



名称:朝倉神社の大杉

 地元では「千妻の大スギ」と呼ばれている。口丹波の平地に自生するスギの中では1番大きくて立派なスギだ。もちろん朝倉神社のご神木として、大切に守られている。
 所在地: 南丹市園部町千妻
 ブログの朝倉神社を見る
朝倉神社の大スギ 朝倉神社の大スギ 朝倉神社の大スギ 朝倉神社の大スギ
2012年12月 2012年12月 2012年12月 2012年12月
名称:質志鍾乳洞

 府内唯一の鍾乳洞。冬季以外は観光客も多い。
 所在地: 船井郡京丹波町質志(しずし)
質志鍾乳洞
2009年9月

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府登録天然記念物



名称:オヤニラミ

 特に地域定めず
 オヤニラミの自然分布域は京都府が東限。
 サイト内動画 由良川源流域の生き物たち
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オヤニラミ オヤニラミ
2006年8月 2007年6月
名称:ハッチョウトンボ

 特に地域定めず
 本州、四国、九州に分布し、京都府内では平地から低山地および高層湿原などで見られるものの、生息地は局所的で数は少ない。体長20mmほどしかなく、国内最小のトンボ。オスの成体は全体的に濃い赤色をしてよく目立ち、メスは地味で目立たない。口丹波地域では山村の放棄水田の、常に山から水が湧き出ていて、浅い湿地となった場所で見られ、オスは狭い縄張りを持って、移動はあまりせず、ハリイなど湿生植物の茎や枝に止まってメスを待ち構えている。府内では初夏から秋頃まで成体が観察できるとのこと。
ハッチョウトンボ ハッチョウトンボ ハッチョウトンボ ハッチョウトンボ
オス 2016年6月 オス 2016年6月 オス 2016年6月 未熟なオス 2016年6月



京都市指定天然記念物



名称:白山神社のカシ

 根元部分が異様な姿をしているが、どっしりとして大きなツクバネガシだ。太い幹が2本あったようだが、1本は根元近くで折れてなくなっている。白山神社のご神木。
 所在地: 右京区京北田貫町宮ノ後
 ブログの白山神社のツクバネガシを見る
白山神社のツクバネガシ 白山神社のツクバネガシ 白山神社のツクバネガシ 白山神社のツクバネガシ
2012年12月 2012年12月 2012年12月 2012年12月
名称:福徳寺のサクラ

 一重のヒカンシダレで、およそ380年前に当地に移植されたと伝わり、「かすみ桜」の愛称を持つ。姿がとても美しいサクラ。
 所在地: 右京区京北下中町寺ノ下
 ブログの福徳寺のサクラを見る
かすみ桜 かすみ桜 かすみ桜 かすみ桜
2012年4月 2012年4月 2012年4月 2012年4月
名称:慈眼寺のイチョウ

 
 所在地: 右京区京北周山町
 ブログの慈眼寺を見る
画像無し
名称:八幡宮のスギ

 参道でもある京北第三小学校の校庭に聳える神木で、樹高は約32mある。
 所在地: 右京区京北上中町
 ホームページの八幡宮社を見る
八幡宮のスギ 八幡宮のスギ
2014年1月 2014年1月
名称:正法寺のカヤ

 無住の寺の境内に静かに佇むカヤの巨木。秋には多くの果実が実る。
 所在地: 右京区京北五本松町
 ブログの正法寺を見る
正法寺のカヤ 正法寺のカヤ 正法寺のカヤ 正法寺のカヤ
2011年9月 2011年9月 2011年9月 2011年9月
名称:日吉神社のケヤキ

 神社創建時からあると伝わるケヤキは、樹齢が推定800年とも言われる古木。幹周4.3m、樹高約21mのケヤキからは、長年の風雪に耐えてきた貫禄のようなものすら窺える。もちろん日吉神社のご神木で、注連縄が締められている。
 所在地: 右京区京北矢代中町
 ホームページの日吉神社を見る
日吉神社のケヤキ 日吉神社のケヤキ 日吉神社のケヤキ 日吉神社のケヤキ
2013年1月 2013年1月 2013年1月 2013年1月

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亀岡市指定天然記念物


名称:国分寺境内地イチョウ(お葉付イチョウ・乳イチョウ)

 別称乳イチョウと言われるように太い枝から気根が何本も長く垂れている。口丹波地方にはイチョウの巨木は多いが、これほどの気根が見られるイチョウは他にない。秋には多くのギンナンを落とす。
 所在地: 亀岡市千歳町
 
オハツキイチョウ オハツキイチョウ
2015年11月 2015年11月
名称:大本天恩郷のコノハナザクラ

 ヤマザクラの変種で、昭和28年に大本三代教主出口直日師によって発見され、コノハナザクラと命名されたそうだ。花は八重咲き。コノハナザクラは古事記に登場する女神・木花咲耶姫命に因んでつけられた名前だという。(案内板より)
 これと同じサクラは三重県いなべ市でも発見されていて、東員八重山桜とも呼ばれているようだが、コノハナザクラの取り木で増やしたものも含めて、全国に数本しかない品種。大本教のスタッフに尋ねると、いなべ市に自生するものも、大本天恩郷にあるものも近くに川や池があり、水に近い場所で生まれたサクラのように思えるとのこと。また実生苗はすべて先祖がえりして、普通のヤマザクラになるのだそうだ。
 所在地:: 亀岡市荒塚町
 コノハナザクラは動画のページをつくっています。
コノハナザクラ コノハナザクラ コノハナザクラ
2013年4月 2013年4月 2013年4月
名称:法常寺のコウヤマキ

 
 所在地: 亀岡市畑野町
 ブログの法常寺をみる
コウヤマキ コウヤマキ コウヤマキ コウヤマキ
2010年11月 2010年11月 2012年11月 2012年11月
名称:丹波国分寺跡のカゴノキ

 胸高幹周約330cm、樹高約13mは府下でも3指に入る大きさ。雌雄異株の常緑高木で、京都府下でも稀に自生する。天保時代の書「盥魚庭落葉」の国分寺境内図に、オハツキイチョウと並んで描かれている。花期は9月。果実は翌年夏に熟す。(境内案内板より)
 所在地: 亀岡市千歳町
 
カゴノキ
2015年11月
名称:丹波国分寺跡のムクノキ

 胸高幹周636cm、樹高約25mは府下屈指の大きさ。落葉高木。果実はムクドリが好んで食べる。
 所在地: 亀岡市千歳町
 
ムクノキ ムクノキ
2015年11月 2015年11月

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南丹市指定天然記念物



名称:知見正法寺のイチョウ

 背が高く、枝振りもいいイチョウだ。太い幹の北面には根元から上の方まで、魚の背びれのように着生シダのオシャグジデンダが密生していた。
 所在地: 南丹市美山町知見
 ブログの正法寺を見る
正法寺のイチョウ 正法寺のイチョウ 正法寺のイチョウ 正法寺のイチョウ
2012年12月 2012年12月 2012年12月 2012年12月
名称:北八幡神社のスギ

 南丹市は平成の大合併で4町が集まって1つの市になった。そのため合併前に各町で天然記念物に指定されていたものは、そのまま引き継がれたようだ。このスギは確かに巨木だが、太さや大きさだけなら同市日吉町笛吹神社の大スギや八木町日吉神社のタネスギ(共に未指定)の方が勝っているように思える。このスギの幹周は500cmとなっていた。
 所在地: 南丹市美山町北
 ホームページの知井八幡神社を見る
北八幡神社のスギ 北八幡神社のスギ 北八幡神社のスギ
2013年10月 2013年10月 2013年10月
名称:北稲荷神社のトチ

 
 所在地: 南丹市美山町北
 ブログの北稲荷神社と大トチをみる
北稲荷神社のトチ 北稲荷神社のトチ
2010年12月 2010年12月
名称:道相神社のカヤ

 
 所在地: 南丹市美山町宮脇
 ブログの道相神社を見る
道祖神社のカヤノキ
2009年10月
名称:光照寺のヤマザクラ

 光照寺の古い墓地の中にある老木で、2012年春に見に行った時には、残念なことに根元部分から折れてしまって、墓石をなぎ倒して横たわっていた。これによって指定から外されるのではないか?と思っている。
 所在地: 南丹市美山町静原
 ブログの光照寺のヤマザクラをみる
光照寺のヤマザクラ 光照寺のヤマザクラ
2012年4月 2012年4月
名称:諏訪神社のスギ

 南丹市は平成の大合併で4町が集まって1つの市になった。そのため合併前に各町で天然記念物に指定されていたものは、そのまま引き継がれたようだ。このスギは確かに巨木だが、太さや大きさだけなら同市日吉町笛吹神社の大スギや八木町日吉神社のタネスギ(共に未指定)の方が勝っているように思える。
 所在地: 南丹市美山町鶴ヶ岡
 ホームページの諏訪神社を見る
諏訪神社の大スギ
2010年3月
名称:松尾鈴波神社のスギ

 南丹市は平成の大合併で4町が集まって1つの市になった。そのため合併前に各町で天然記念物に指定されていたものは、そのまま引き継がれたようだ。このスギは確かに巨木だが、太さや大きさだけなら同市日吉町笛吹神社の大スギや八木町日吉神社のタネスギ(共に未指定)の方が勝っているように思える。ただこの鈴波神社のスギは、旧美山町の中にあっては確かに堂々とした巨木だ。
 所在地: 南丹市美山町松尾
 ブログの鈴波神社と大スギをみる
鈴波神社のスギ 鈴波神社のスギ 鈴波神社のスギ
2011年3月 2012年7月 2012年7月
名称:菅原神社のスギ

 南丹市は平成の大合併で4町が集まって1つの市になった。そのため合併前に各町で天然記念物に指定されていたものは、そのまま引き継がれたようだ。このスギは確かに巨木(幹周430cm)だが、太さや大きさだけなら同市日吉町笛吹神社の大スギや八木町日吉神社のタネスギ(共に未指定)の方が勝っているように思える。
 所在地: 南丹市美山町三埜
 ホームページの菅原神社を見る
菅原神社のスギ 菅原神社のスギ
2016年2月 2016年2月
名称:大川神社のスギ

 ねじれた幹が面白いが、それほど大きなスギではない。
 所在地: 南丹市美山町三埜
 
大川神社のスギ 大川神社のスギ
2011年7月 2011年7月

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船井郡京丹波町指定天然記念物



名称:七色の木

 カツラの老木にスギ、ケヤキ、フジ、カヤ、イロハモミジ、イタヤカエデの6種類の木が宿るという面白い木。長老山麓の森の中で一際目立っている。車で近くまで行けて、見学者のための道も整備されている。ただ公共の交通機関(バス)は使わない方がいいだろう。
 所在地: 京丹波町仏主
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七色の木 七色の木 七色の木 七色の木
2012年5月 2012年5月 2012年5月 2012年5月

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大阪府指定天然記念物


名称:出灰 素盞鳴(スサノオ)神社のカツラ

 出灰(いずりは)はかつては京都府(南桑田郡)だったが、大阪府高槻市に編入された地だ。京都府や大阪府にはカツラの木が少ないのか、このカツラは巨木と呼べるほど大きな木ではない。きっと希少種ということなのだろう。
 所在地: 大阪府高槻市出灰
素盞鳴神社のカツラ 素盞鳴神社のカツラ
2011年10月 2011年10月




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ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)



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