タウコギ

 キク科センダングサ属の1年草(学名:Bidens tripartita)

  全国に分布。休耕田や畦、用水路脇など湿地に生える。京都府内では自然度の高い山間の水田周辺で見つかるが、数は減ってきているそうで、口丹波地域でも殆ど見かけない。以下の画像のタウコギはやはり山村の素掘りの水路に生えていたものだが、草刈により背を低く抑えられていた。茎は太く草丈20~150cmほど。よく分枝する。葉は対生して3~5深裂する。葉の縁は鋸歯となるが、茎上部の葉は裂けない。短い葉柄があり翼がある。頭花は黄色で舌状花は無く、すべて筒状花。枝先に1個つく。総苞片は長さ15~40mmほどあり、しゃもじ状の葉のように見える。痩果は扁平なひっつき虫となる。


 花期は8-10月頃


タウコギ タウコギ
茎は淡緑色で太い  2015年11月  南丹市 茎は無毛 またはまばらに毛が生える  2015年11月  南丹市
タウコギ タウコギ
茎上部の葉  2015年11月  南丹市 タウコギの根  2015年11月  南丹市 
タウコギ タウコギ
湿地に生えるタウコギ  2015年10月  南丹市 よく分枝して頭花を多数つける  2015年10月  南丹市
タウコギ タウコギ
花は筒状花のみ  2015年10月  南丹市 開花前は光沢のある飴のよう  2015年10月  南丹市
タウコギ タウコギ
頭花は葉状の総苞片に囲まれている  2015年10月  南丹市 総苞片はしゃもじのような倒披針形  2015年10月  南丹市
タウコギ(動画)
2017年10月  京丹波町
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