タンナサワフタギ

ハイノキ科ハイノキ属の落葉低木（学名：Symplocos coreana） 　関東地方以西の本州、四国、九州の山地に分布。口丹波地域では山地の谷沿いや林道沿いなどで見ることができる。樹皮は灰白色で、樹高は２～５ｍほど。葉は単葉で互生。葉身は長さ４～９cmほどの広倒卵形～倒卵形で、先端は短く尾状。葉の縁に粗く鋭い鋸歯があり、鋸歯の先は葉の先端方向を向く。葉の表面は無毛。裏面脈上に毛が生えている。枝先に花序をつくり、直径１０mm足らずの白色の花を多数つける。花は合弁花で、花冠は５深裂して平開する。雄しべは多数あり、花冠の裂片より長くよく目立つ。果実は核果で黒紫色に熟す。 　花期は５月－６月頃。

樹形　枝を多く分けよく繁る　　2017年5月　　京丹波町	花序につく花　　2017年5月　　京丹波町
花は白色　　2017年5月　　京丹波町	葉は互生　　2017年5月　　京丹波町
樹皮　　2017年5月　　京丹波町	枝の樹皮　　2016年5月　　南丹市
ツボミ　　2016年5月　　南丹市	雄しべ多数で花冠裂片より長い　　2016年5月　　南丹市
雄しべの花糸は屈折したものが多い　　2015年6月　　右京区京北	葉の表面　　2015年5月　　（福知山市）
葉の裏面脈状には毛が生えている　　2015年5月　　（福知山市）	若い木の樹皮　　2015年5月　　（福知山市）
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