タニイヌワラビ

 イワデンダ科メシダ属の多年草

 常緑のシダ植物。本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林道脇など、湿り気の多い場所で生育している。根茎は斜上または直立して、葉は叢生する。葉柄の基部には黒褐色で光沢のある鱗片が密生し、中軸や羽軸は無毛。葉柄や中軸は紅紫色をしている。葉身は2回羽状複葉。羽軸表面で、小羽片が出る場所に刺がある。小羽片には耳片がある。ソーラス(胞子嚢群)は中肋寄りにつき、包膜は三日月形をしている。口丹波地域では広範囲に自生するが、群生しているところはまだ見たことが無い。




タニイヌワラビ タニイヌワラビ
タニイヌワラビ  2016年1月  南丹市 最下羽片の外側第一小羽片は小さい  2016年1月  南丹市
タニイヌワラビ タニイヌワラビ
羽片表面の刺  2016年1月  京丹波町 鱗片は葉柄基部で密生する  2016年1月  京丹波町
タニイヌワラビ タニイヌワラビ
岩場に生えるタニイヌワラビ  2015年11月  南丹市 タニイヌワラビの葉  2015年11月  南丹市
タニイヌワラビ タニイヌワラビ
葉柄基部の鱗片  2015年11月  南丹市 最下羽片の外側第一小羽片は小さい  2015年11月  南丹市
タニイヌワラビ タニイヌワラビ
中軸や羽軸は紅紫色で無毛  2015年11月  南丹市 林道脇斜面に生えるタニイヌワラビ  2015年8月  南丹市
タニイヌワラビ タニイヌワラビ
葉は叢生する  2015年8月  南丹市 葉の先端  2015年8月  南丹市
タニイヌワラビ タニイヌワラビ
羽片の先端は尾状にのびる  2015年8月  南丹市 ソーラス  2015年8月  南丹市
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)




inserted by FC2 system