タカトウダイ
トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草(学名:Euphorbia lasiocaula) 本州、四国、九州に分布。海に近い丘陵や山地、山間の陽当たりの良い草地などに生育する。茎は単性または叢生して直立。草丈40~80cmほどになる。茎には白色の開出毛が密生し、傷つけると白色の乳液を出す。葉は互生。葉身は長楕円形で縁に細鋸歯があるが、変化が非常に大きい。杯状花序は頂生するが、上部の葉腋からも出る。茎頂の輪生葉は茎葉と同形または小さく、総苞葉はヒシ状卵形。花の腺体は最初黄色く、蜜を出して昆虫を誘引する。雌しべは3岐し、花柱は先が2裂する。子房にイボ状突起が密生するのが本種の特徴の1つ。果実は球形の蒴果。 本種は変化が多く、ハマタカトウダイやイブキタイゲキなどの変種や品種に分けられることが多く、京都府内にはハマタカトウダイのタイプも自生している。京都府レッドデータブック2015では絶滅危惧種にランクされている。 花期は5-7月頃。 |
陽当たりの良い草地に生えるタカトウダイ 2019年6月 南丹市 | 花序は杯状花序 2019年6月 南丹市 |
子房にイボ状突起が密生する 2019年6月 南丹市 | 茎に白毛が密生し 上部の葉腋にも花がつく 2019年6月 南丹市 |
タカトウダイ(動画) | |
2020年5月 南丹市 | |
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