タチカタバミ

 カタバミ科カタバミ属の多年草(学名:Oxalis corniculata f. erecta)

 全国に分布すカタバミの1品種とされる。口丹波では平地から山麓にかけての草地などに生えている。普通のカタバミは茎が下の部分では地面を這うのに対して、本種はスクッと、そしてヒョロヒョロとした感じで立ち上がっている。草丈は10~30cmほどのものが多そうだ。花は黄色でカタバミと同じ。茎には伏し毛が生え、葉柄にも上向きに伏し毛が生えている。またカタバミは花が終わると花柄が斜め下を向き、柱状で先の尖った果実(蒴果)が上を向くので、何だかカクカクしたように見えるが、本種の花柄は下を向かない傾向があるように思える。


 花期は4月-9月頃。


タチカタバミ タチカタバミ
茎は直立している   2013年8月  京丹波町 2013年8月  京丹波町
タチカタバミ タチカタバミ
茎や葉柄には伏し毛が生える   2013年8月  京丹波町 果実には開出毛が目立つ   2013年8月  京丹波町
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