シュンラン

 ラン科シュンラン属の多年草(学名:Cymbidium goeringii)

 全国に分布する常緑の地生ラン。口丹波でも山地の明るい林下や林縁でよく見られる。太くて白い根茎から細い線形の葉を束生し、大きな株を作っていることが多い。葉は硬く30cmほどにものび、主脈の部分で「く」の字に折れたような形をし、縁は非常に細かい鋸歯になっている。早春に花茎を上げ、複雑な造りの花をつける。花弁は6個あるが目立たないものもあり、3個の萼片と2個の側弁は淡黄緑色をしていてよく似ている。下唇弁は大きくて白く、紅紫色の斑点がよく目立つ。大きな株からは多数の花茎が出るが、結実する確立は低いようで、果実を見かける機会は少ない。



 花期は3月-5月頃。


シュンラン シュンラン
2014年4月 南丹市 2014年4月 南丹市
シュンラン シュンラン
2014年4月 南丹市 側弁と萼片はよく似ている  2014年4月 南丹市
シュンラン シュンラン
2012年4月 京丹波町 2010年4月 亀岡市
シュンラン(動画)
2017年12月および2018年4月 南丹市
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