ショウブ

 ショウブ科ショウブ属の多年草(学名:Acorus calamus)

 日本各地の平地の湖沼や溜池、山間部の湿地などに生える抽水植物。水深の浅い場所の地下に竹の根茎に似た太くて硬い地下茎があり、地下茎は分枝しながら長く這う。根生葉は地下茎の先端から出て、剣状で直立する。葉の中央脈は隆起している。花は肉穂花序に多数つき、花序の基部から上に葉状の苞が長くのびる。葉と苞は見分けがつきにくい。花は両性花で、花被片6、雄しべ6、雌しべ1。昔から5月5日は菖蒲の節句と言われ、根茎や葉を菖蒲湯にしたり、また漢方では健胃薬に用いたりした。園芸用には斑入葉の品種などが流通している。

 花期は5-6月頃。




ショウブ ショウブ
棚田最上部の湿地で群生するショウブ  2016年5月  南丹市 葉の基部は紫褐色をしている  2016年5月  南丹市
ショウブ ショウブ
葉は剣状で鋭頭 中央脈は隆起して目立つ  2016年5月  右京区京北 水中で芽を出したショウブ  2016年5月  右京区京北
ショウブ ショウブ
若い花序  2016年5月  右京区京北 若い花序 花序より上部は葉に似た苞  2016年5月  右京区京北
ショウブ ショウブ
根は白い  2016年5月  南丹市 根茎は竹の根茎に似ている  2016年5月  南丹市
ショウブ(動画)
2022年6月  右京区京北
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